
最近読んだ本を紹介するこのコーナー。
近頃私の中で読書欲が高まっており、この本以外にも1冊読了している書籍があります。
そちらの方も順を追って紹介していこうと思いますのでしばしお待ちください。
読んだきっかけ
YouTubeの本解説系チャンネルのサムネを見て。
私が本を購入する基準はほぼ表紙のデザインで決めていますw
その時に気になっているテーマでぐっと来た表紙の本を調べて口コミが良ければ…という感じですね。
そう考えると、本の中身と同じぐらい表紙のデザインって重要だと感じますよね。
まずはじめに
本書の著者は専業投資家でTwiterでも活躍されている「かぶ1000」さんの2冊目の書籍だそうです。
フォロワーは17万人以上とものすごく多いですね。(私はこの本を読むまで知りませんでした。)
まず本書の表紙カバーを観察してみると、文字や絵柄部分がラミシール加工されており、ツヤツヤしています。
(なんていえば良いんでしょう、少し出っ張った感じになっています)
本の内容と全く関係ありませんが、私はこういう手触りが結構好きなのでポイント高いですw
本書の特徴としてはとても最近の本だということです。
本書の発行日は2021年12月7日となっており、文章中にコロナやMetaという単語が出てくる位最近のトレンドを盛り込んでいます。
株の本とかって、良いとされている本でも201〇年発行とかだと、この情報少し古いんだけどなぁと思ってしまう節が多々ありますよね。
その点に関しては心配ご無用だと思われます。
本書の内容について
本書の大見出しの構成は以下のようになっています。
基礎編
- お金の本質を知る
- お金は株式にするのが正解
応用編
- 投資家として成長する
- 株式投資の5つのステージ
番外編
- 本質的な価値を見極める
- 投資家としての5感を鍛える
この中で私が特徴的だと思ったのが応用編における「株式投資の5つのステージ」という章です。
こちらの章では、想定される資産運用額を以下の5つに分けて、それぞれにおけるポイントを解説しています。
- 500万円未満
- 500万円~1000万円
- 1000万円~3000万円
- 3000万円~5000万円
- 5000万円~1億円未満
本書を読み始めた方はおそらく一番上の「資産運用額500万円未満」に該当すると思われます。
したがって、著者の言いたい事もほぼこの項目に集約されています。
この中で自分的に「へー」と思ったのは以下のトピックに関してです。
最低2単元(200株)買ってみる
筆者がこう考えるのは以下のような理由だそうです。
株式投資で重要なのは「どの銘柄を買うのか」に加えて「いつ売るのか」という判断であって、1単元しか持っていないと「売るか売らないか」という判断しかできない。
2単元持っていれば、迷った際に「1単元売る」といった臨機応変な対応ができる
ということだそうです。
(運用資産500万~1000万のステージで)3~5銘柄に分散投資する
自分はこれを見た時、SBIネオモバイル証券で1株から投資をしていたこともあり、資産金額に対して投資対象の数が少なくないかと思ってしまいました。
筆者は、資産運用額500万円未満のステージではお気に入りの1~2銘柄に集中投資しても良いと言っています。
この章では株で分散投資をしすぎない方が良い理由として以下の3つの理由を挙げています。
分散するほど1株当たりの投資金額が減る
分散するほど1銘柄当たりに割ける分析が減る
分散しすぎるのは不安の表れでもある
という理由です。
分散しすぎればしすぎるほど大きな含み損になるリスクは減るけど、その分大きく含み益になる可能性も減ってしまいます。
まず種銭が少ない時は、自分の興味があり、投資可能と判断した数銘柄に集中投資した方が良いのではないかという主張です。
私は今まで「こびと株」さんなどが提唱していたSBIネオモバイル証券で1株から高配当株に投資していくというスタイルしかやっていませんでした。
しかし自分のような社会人1年目の種銭が少ない人がやろうとすると本当に一株ずつ買うような状態になり、株価が上昇する影響を享受できていないなーと前から思っていました。
もちろん「こびと株」さんの目的としてはコツコツ未来の不労所得を作成するために少しずつ投資するというやり方なのでそれを否定するつもりは有りません。
しかし自分のような社会人で限られた時間の中で株で効率的に利益を上げたいというのいであれば、資産の少ない今のうちにリスクを取って数単元自分の興味の持った銘柄に投資するのも悪くないのではと思うようになってきました。
総評
- 読了時間:累計2~3時間程度
まとめ
今回この本を読んで、自分の投資スタイルをガラッと変えて、さらに銘柄研究をしてもっとリスクを取った株式投資をしようと決意しました。
他の株式投資本と比較して「株式投資の5つのステージ」の章は各資産額に応じて投資方針が説明されており、
より実践的な書籍であると感じます。
投資初心者の方においてもためになる内容であるので一度読んでみてはいかがでしょうか?