前回挙げた3つのプラチナカードについて年会費やポイント還元率を考慮したグラフを作成しました。
↑前回の記事はコチラです。
具体的な計算条件は以下の通りです。
エポスP | 三井住友PP | ジャックスP | |
---|---|---|---|
年会費 [円] | 20,000 ※1 | 33,000 | 22,000 |
ポイント還元率 [%] | 0.6 ※2 | 1.0 ※3 | 1.9 ※4 |
投信つみたてポイント | 三井住友NL 使用 ※5 | 三井住友PP 使用 | 三井住友NL 使用 ※5 |
※1 招待および年間利用額100万以上として算出
※2 基本還元率0.5%だが、選べるポイントアップショップ利用分として+0.1%で計算
※3 プリファードストアで普段使いしそうなものがないので基本還元率そのままで計算
※4 前年度利用額150万円として還元率1.9%で計算
※5 SBI証券での積立用に別で三井住友NLを保有する前提。エポスカードでtsumiki証券ではつみたてない。
エポスプラチナとジャックスプラチナに関してはそれ単体ではSBI証券では積み立て投資ができませんが、三井住友NLのノーマルカードを保有することを前提とします。
本当はメインカードを一本に集約するのが自分的に気持ちが良いのですが、
- 年会費無料なので余計な支出がない
- 基本的に手持ちの財布には入れず、家で保管する
- ApplePayに登録して、もしもの時は使用可能
- 使うのは投信積み立てのみ
と特定の用途に限定することで違和感なく使用できるため、今回の計算では考慮しました。
比較グラフ
早速計算結果を見てみましょう。
(計算ミスしてるかもしれませんが責任は負いません!)
3社プラチナカード比較
計算式
利益 = (使用金額) × (ポイント還元率) + (使用金額におけるボーナスP) + (投信ポイント1年分) ー (年会費)
Y切片に関してはあらかじめ1年分の投信積み立てポイント(プラチナなら1.2万ポイント、ノーマルなら3000ポイント)を加算しているため、少し+側にシフトしています。
赤色がエポスプラチナ、緑がプラチナプリファード、黒がジャックスプラチナです。
まずエポスプラチナとプラチナプリファードを比較します。
プラチナプリファードでは年会費が1万円以上高いのと、ボーナスポイントがエポスプラチナより控えめなためポイント還元率と投信積み立てPで有利であるにも関わらず、300万円位使わないとエポスプラチナよりお得になりません。
自分の支出では今の年齢での年間支出は200万もいくかどうかなので、ちょっとプラチナプリファードはあってないですね。年会費をもう少し安くしてくれれば候補に成り得たのですが…
次にエポスプラチナとジャックスプラチナですが、こちらはポイント還元率の違いにより、結構頻繁に優劣が逆転します。
エポスプラチナはボーナスポイントで主にポイントを稼ぐため100万、200万といったきりのイイ数字で一番還元率が良くなりますがジャックスプラチナはそもそも高還元率のため、使えば使うほどエポスプラチナよりお得になっていきます。
自分の使用する100万~200万円の範囲でみると、年間100万の利用だとボーナスポイントの影響でエポスプラチナが大きく優勢ですが、170万あたりで逆転して200万円でまたエポスプラチナのボーナスポイントの影響でまた逆転します。
以上の理由によりエポスプラチナとジャックスプラチナのどちらかにしようと決めました。
投信積み立てポイント抜きの比較
次に年間何万円使用すれば年会費の元を取れるかを計算するために、投信積み立てによるポイントを除いたグラフを上に示します。
エポスプラチナ・ジャックスプラチナともに約100万円辺りで年会費の元が取れる計算です。(グラフのY=0となる使用金額)
(プラチナプリファードは約200万円を使用しないと年会費の元が取れません)
(参考)その他のクレカの組み合わせ
最後に参考までに他のカードの組み合わせを載せておきます。
先ほど検討した3つのプラチナカードに加えて、
黄色→エポスゴールド使用・三井住友ノーマルで投信積み立て
水色→三井住友ゴールドNLのみ・投信積み立てにも利用(1%)
紫色→エポスゴールド100万使用後、三井住友ゴールドNLを100万使用(投信積み立てもゴールドNL使用)
についても検討しました。(ゴールドカードについては年会費無料で計算。ボーナスポイントについても計算)
このグラフを確認しますと、年間約200万円以上使用するのであれば年会費無料のゴールドカードを使用するよりもエポスプラチナやジャックスプラチナの方がお得(又は同等)になることが分かります。
一番ポイントを効率的に獲得できるエポスゴールド・三井住友ゴールドNL各100万使用であっても、ジャックスプラチナなら250万、エポスプラチナなら300万円で逆転することができます。
半年に1回、クレカの登録情報を変更しなければいけないという労力を考えると、このゴールドカード2枚使用という選択は割に合わないと私は結論づけました。
じゃあどのカードをメインカードに選ぶか
エポスプラチナに決めました!!
具体的な理由は以下の通りです。
初めて作成したクレカがエポスカードだから
これはあまり合理的な理由ではないかもしれませんが、自分が大学生の時に初めて作成したカードがエポスカードなのです。
なので結構愛着があると言いますかクレジットカードの会社として一定の信頼を置いているという点が大きいです。
例えば、今まで使用していない場所でものを購入しようとするとSMS(orメール)ですぐさま一度承認が入るところとかを見ていると、セキュリティ自体はしっかりしているんだなぁと感じます。
会員サイトのUIが好き
エポスカードの会員サイトであるエポスネットやアプリであるEPOSアプリに関して自分的にはすごく使いやすく感じています。
特に自分的に良いと思っているのはクレジットカードの使用履歴がメールやプッシュ通知で送ることができる機能です。
このような小さな気配りがエポスカードにはある感じがします。
逆にジャックスカードのHPを見てみるとなんかUIがひと昔前な感じがしてしまうんですよね…
(なんていえば良いんでしょう… 非上場の中小企業のHPのような感じがしてしまいます。)
クレカを安心して使用するためにもHPは目新しくしてほしいです。
こう見ると結局クレジットカードのメインカードを変えるのも活性化エネルギーが高いというのが結論ですね…
(それほどエポスプラチナが使いやすいということでもあります)
各プラチナカードの改善してほしい点
最後にこうすればもうちょっと保有者が増えるのになという点を挙げておきます。
エポスプラチナ
- ポイント還元の計算を決済毎ではなく月の合計額で計算して欲しい
- 選べるポイントアップショップをゴールドカードより増やしてほしい
基本不満点はほぼありませんが、一つ目のポイントの計算が改善されれば完璧なカードになると思います。
三井住友プラチナプリファード
- とにかく年会費を20000円位にしてほしい。
仮に年会費を22000円にした場合のグラフが上のグラフです。(投信P除く)
このくらいの年会費でやっとエポスプラチナと同一、ジャックスプラチナに及びません。
なので基本的にジャックスプラチナを差し置いて三井住友プラチナプリファードを選ぶ理由が三井住友系列という安心感しかありません。
まあおそらく年会費をこれ以上下げ過ぎると採算が合わなくなってしまうのでしょうね…
ジャックスプラチナ
- ホームページのデザインやUIを新しくしてほしい
こちらに関しては正直揚げ足レベルだと思います。
とにかくエポスプラチナかジャックスプラチナのどちらか自分の好みの方を選べば満足できるかと思います。