皆さんこんにちは。しうです。
今回は私が大学院の頃にクレジットカードが必要だと思った体験談を語ろうと思います。
以前の記事にも書いた通り、私は大学・大学院時代はバイトをしていませんでした。
そのため、毎月の収入は両親からの仕送り(小遣い)のみでした。
当時はそれほど物欲が強い方ではなかったので、普段の買い物は現金で済ませていました。
また、ネットでの買い物やゲームの課金には銀行のデビットカードを使用していました。
皆さんも銀行口座開設時に、デビット機能付きのキャッシュカードを作成した人も多いかと思います。
皆さんはクレジットカードとデビットカードの違いを知っていますか?
2つの違いを簡単に纏めた表が以下のようになります。
デビットカード | クレジットカード | |
---|---|---|
支払いのタイミング | 即時引き落とし | 翌月支払日に支払い |
支払い可能金額 | 登録銀行の残高額 | 与信額の範囲内 |
発行審査 | 基本的に無し | 基本的に有り |
このようにデビットカードは所謂銀行口座に紐づけられたカードであり、口座残高以上の取引はできません。
私も学生の頃はこの口座残高以上の取引ができない点は使いすぎないから安心だと思って利用していました。
しかしデビットカードはクレジットカードと比べてポイント制度に弱いことが多く、効率的にキャッシュレス決済をしようと思うならクレジットカードがおすすめです。
院生にもクレジットカードが必要だと思った理由
さて前置きが長くなりましたが、ここからは私が学生にもクレカが必要だと思った体験談を話そうと思います。
それは「ある国際学会の登録手続き」のした時の話です。
おそらく多くの大学院生は修士1年や修士2年になると研究の纏めとして教授から「国際学会に出てみない?」って打診されると思います。
私も例に漏れず、修士2年の終わりごろにアメリカの国際学会で発表することになりました。
皆さんご存じの通り昨年は例のウイルスが蔓延していたことによりオンラインでの開催でした。
その国際学会で発表をするのにも、登録料が必要になるんですよね。
(国内学会だと数千円のところが多いですが、国際学会だと普通に数万かかることがあります。)
オンライン開催であったため、登録料の払い込みも当然ネットでした。
その時の支払い方法が「クレカ決済」のみだったんですね。
上で話した通り私はその時にクレカを持っていなかったので、デビットカードを登録しました。
登録する前に少しネットでデビットカードの事を調べていて、「アメリカは日本よりデビットカードが普及している」的なことが書いてあったので、デビットカードも登録できるだろうと高をくくっていました。
決済方法の登録画面ではエラーは発生しなかったので申し込みはいったん終わったのですが、後日、学会の登録期日が迫ってきたある日、学会事務局から一通のメールが送られてきました。
その内容には「お支払いの手続きが完了していないので、発表原稿が削除される可能性があります。」の文字が…
すぐに、学会の事務局宛にどうすればよいかとメールを送りました。
運営事務局の返事は「期限を延ばしたのでもう一度登録してください」というものでした。
そこで再度登録フォームから発表登録を実施しようと思いましたが、そのフォームには自分のメールアドレスが紐づけられていて変更できませんでした。
そのため、学会事務局に再度「フォーム上でクレジットカードを変更させてほしい」という旨のメールを英語で送りました。
しかし返ってきた返事は「クレジットカードの変更は電話のみ受け付けています」の文字が…
そのメールを見た私は
登録フォームの再登録ぐらい想定しておいて…
と心のなかで毒づいていました。
そもそも「クレカの番号を電話で聞くなんて危なくないか」と思っていましたが、テレビ番組の実演販売等ではやられているらしいですね。
このままクレジットカードの登録ミスで発表できないとなるのは前代未聞で恥ずかしいですよね…
そこで何とかしようと思い動きました。
この時、クレジットカードを電話で変更するには3つの問題がありました。それは
- 登録期限が迫っているため、クレカが即日で作れるところを探さなければならない
- 電話を掛ける時間がアメリカ時間のため、夜中に電話をかけなければならない
- 電話をする前に、カード情報が伝わるように原稿を用意しなければならない
まず一つ目のクレジットカードの作成については、近くのショッピングモールの店頭でクレカの即日発行サービスを実施していたので、それを利用しました。
私の収入は親からの仕送りのみでしたが、幸いクレカの発行審査には通りました。
最後にして最大の関門が英語での電話です。
アメリカの学会であったので、向こうのサポートデスクがやっている時間がこちらの24時からとなっていて、わざわざこの時間に起きていなくてはいけません。
さらに丸腰で電話をかけてもスラスラ英語が出てこないので原稿を用意しました。
クレカの登録には大まかに3つの情報が必要になります。それが
- カード番号
- 名前
- カードの期限
私が用意した内容としては…
「私は○○です。発表登録をしようとしたのですが、デビットカードが認識しなかったのでカードを変更したいです」
(発表番号聞かれる想定)
→「発表番号は○○です。」
(クレカ番号聞かれる想定)
→「クレカ番号は○○です。」
(名前を聞かれる想定)
→「名前は○○です。」
(カード期限を聞かれる想定)
→「カード期限は○○です。」
とりあえず、この原稿を基に翌日の夜中に早速電話をしました。
まずクレジットカードの変更をしたいという言ったら予想通り、自分の発表番号を聞かれ、自分の名前と正しく照合されることができました。
次に向こうが「Card number?⤴」と聞かれたので自分のカード番号をひとつづつ
Zero, One, Two…
こんな感じで答えて、こんな拙い話し方でもカード番号を伝えることができました。
次にカード名義人を聞かれたので、これも日本語名を英語でそのまま言っても正確に聞き取れないと思ったのでアルファベット一文字ずつ答えました。
最後に「expiration?⤴」と言われたので、カード期限をAugust,21というような感じで答えました。
この例からも分かる通り、向こうの人って授業で習うような完全な文章で聞いてこないんですよね…
単語+語尾上がり?で疑問系を表していることが多く、用意していなかったらテンパっていたと思います。
ここまでやって自分のカード情報を伝えたのですが、1トライ目はクレカの変更がうまくできませんでした。
向こうの話している内容は全ては分かりませんでしたが、登録変更できていないんだなと薄々わかりました。
このまま自分の登録が抹消されてしまうのかなとおもっていた矢先、スマホのSMSにクレカ会社から
「この支払はあなたのですか?」的な自動メッセージが来ていました!
これを承認すれば行ける!と思い再度窓口に電話しました。
壊れたラジオのように同じ内容を話して、2回目にしてようやくクレジットカードの変更ができました。
夜中で頭が回っていないながらよくここまでやったな…と自分でも思いましたw
かれこれ3~40分位格闘していたと思います。
結局このことは教授には言わず、しれっと国際学会は終わりました。
私の国際学会におけるクレカ格闘記は以上となります。
最後に
今回は私の大学院時代のクレカ失敗談について語りました。
私のような経験をすることは稀だと思いますが、このコロナ+オンラインの時代、学会においても現地で現金支払いができないことが増えてくると思います。
そのため、支払い方法を増やすためにもクレジットカードはおすすめです。
クレカだと使いすぎが心配だという人は家計簿管理アプリを併用して支出を管理するのもよいと思います。
節度を保った支出で快適な学生生活を送ってください。それでは。