みなさんこんにちは。しうです。
みなさんは給与口座としてどの銀行口座を使用している・するつもりでしょうか?
中には会社指定の銀行口座を指定されており、給与口座を変更できない方もいるかもしれません。
それでも、給与口座からお金を他の口座に移して運用することができます。
今回はそんな新社会人の銀行口座事情について話していこうと思います。
最初に使っていた銀行口座
私が最初に給与口座として使用していた口座は「ゆうちょ銀行」です。
ゆうちょ銀行を給与口座として選んだ理由は、
- 全国に郵便局があるためどこへ行っても安心してお金を下ろせる
- もともと持っていた銀行口座だった
結構2つ目の理由で学生時代から持っている銀行口座をそのまま給与口座として使っている方も多いのではないでしょうか?
新入社員の給与口座の指定などといった人事関係の準備って大体2月位からやり始めて、3月の初旬には提出のことが多いと思います。
そのため、あまり銀行口座関連の情報を調べることが無かったり、調べたとしても銀行口座を開設する時間が無かったりします。
私も

全国にATMがあるから給与口座はゆうちょ銀行でいいや
と思っていました。
そんな感じで入社当時考えていた銀行の相関図は以下のようになっています。


給与口座である「ゆうちょ銀行」で支出と収入・貯金を管理しようという感じですね。
しかしよく考えてみてください。
- 郵便局ってそんなに頻繁に行くでしょうか?
- 郵便局は行きやすい場所にあるでしょうか?
- 全国にあることがそんなにメリットでしょうか?
- そもそも現金を下ろすことがそんなに頻繁でしょうか?
社会人で一番よく利用する店は大体いつものスーパーだと思います。その近くに郵便局やゆうちょATMがあるとも限りません。
案の定私の周りも、よく使うスーパーと郵便局は反対方向にあるため、もしも現金が足りない場合は一度郵便局に寄らなければいけません。
全国にあることがメリットのように書きましたが、自分の仕事はそんなに全国に行く必要がある仕事でしょうか?
理系就職する場合、出張は別としてそんなに全国に何か月も行くことは無いかと思います。
そのような出張の場合も、使いそうな金額をあらかじめ下ろしておくか、クレジットカードで対応できると思います。
そもそも地元の信用金庫や地方銀行とかではない限り、多くの銀行は全国展開しているでしょう。
ゆうちょ銀行から変えようと思ったわけ
私がゆうちょ銀行から他の銀行に変えようと思った一番の理由は「金利が低いのに手数料が高い」です。
新社会人になり、お得な銀行口座を調べていくうちに皆さん大体楽天銀行や東京スター銀行といったネット銀行に着目すると思います。
私もゆうちょ銀行とこれらのネット銀行を組み合わせて使っていこうと当初は考えましたがその時にネックになったのがゆうちょ銀行の送金手数料の高さです。
ゆうちょ銀行から他行あてに送金する場合、5万円以上であれば440円の手数料が掛かります。(ゆうちょ銀行ATM,ゆうちょダイレクトの場合)
ネット銀行であれば、これらの振込手数料やATM手数料が条件を満たせば数回無料というような特典がありますが、ゆうちょ銀行の場合それがありません。
このような手数料が他の銀行よりも高いにかかわらず、普通預金の金利は0.001%と最低レベルです。
また「ゆうちょダイレクト」への不満もありました。
この「ゆうちょダイレクト」はゆうちょ銀行のオンラインサービスです。
このゆうちょダイレクト上で他の銀行宛に送金できるのですが、このゆうちょダイレクトを最近申し込んだ場合、5万円以上送金できない仕様となっています。
この仕様を解除する場合は、スマートフォンアプリで生体認証を登録(無料)するか、ワンタイムパスワードを発行できるトークンをゆうちょから貰わなければいけません(有料:1,650円)
普通は生体認証の方が無料で良いのですが、この生体認証の評判があまり芳しくなく、それでいて一度生体認証に設定してしまうとトークンに戻せないということらしかったのでトークンを選びました。
上記の理由から、ゆうちょ銀行から他の銀行に給与口座を移す決心をしました。
どの銀行口座を選ぶか?
ゆうちょ銀行からの変更で私が真っ先に注目したのが、「ネット銀行」です。
ネット銀行とは原則店舗を持たず、インターネット上の取引(インターネットバンキング)でサービスを提供する銀行の事です。
取引は提携のATMか専用のインターネットバンキングサービスから行います。
一般的にネット銀行は対面店舗を持たないため、その分の経費を削減でき、手数料や金利に還元されている場合が多いです。
主要なネット銀行とその銀行の特徴を以下に纏めようと思います。
銀行名 | 金利 | 特徴 |
---|---|---|
東京スター銀行 | 0.1%(給与口座指定時) | 使えるコンビニATMが多い |
PayPay銀行 | 0.001% | 使えるコンビニATMが多い |
楽天銀行 | 0.1%(楽天証券連携時) | 楽天サービスに必須級 |
GMOあおぞらネット銀行 | 0.001% | 手数料が安い |
住信SBIネット銀行 | 0.01%(SBI証券連携時) | 手数料が安い・SBI証券との連携有 |
イオン銀行 | 0.1%(Myステージ:プラチナ) | 全国のイオン系列でATM有 |
ソニー銀行 | 0.001% | 対応ATMが多く使いやすい |
auじぶん銀行 | 0.001% | 三菱UFJへ振込無料 |
この中で私が注目したのが「イオン銀行」です。
私の住んでいる田舎ってイオンの勢力がめっちゃ強くって、周りのスーパーにイオン系列の店が多いんですね。
イオン系列のお店には大体WAONステーションと一緒にイオン銀行ATMが設置してあります。
このためネット銀行であるにも関わらず、実店舗のある銀行として使用できます。
ただ、イオン銀行を選んだ理由はこれだけではありません。
イオン銀行は「イオンカードセレクト」というクレジットカードと一緒に使うことにより、その実力を発揮します。
イオンカードセレクトのメリットとして、
- 銀行キャッシュカード、クレジットカード、電子マネーWAONの3機能が一体化
- 20日・30日 5%OFF
- イオン銀行からのWAONオートチャージでさらにポイントが付く
などが挙げられます。
私はイオン銀行とイオンカードセレクトを合わせることにより日々の食事・日用品の買い物をお得にしています。
上記の理由によりメインの支払い口座はイオン銀行に決めました。
しかし、支払い口座と貯金用口座を合わせてしまうと、貯めようと思っていた分まで使ってしまう危険性があるのでメイン口座と貯蓄用口座を分けることに決めました。
貯蓄用口座は楽天銀行を選びました。
理由としては
- 積立NISAの証券口座として楽天証券を使っている→連携することで金利が0.1%となる
- 楽天経済圏の一パーツとして必要不可欠→楽天SPUの対象サービス
などが挙げられます。
毎月20万弱の手取り金額が給与口座であるイオン銀行に入ってきますが、そのうちの9万円を楽天銀行を自動入金させています。
毎月の積立NISAはこの9万円から積立てています。
以上を纏めた私の現在の銀行口座の関係性を纏めた図が下の図になります。


ちなみにこの図には副業用の銀行口座として住信SBIネット銀行が載っていますが、現在まで1円の収入を得ていません。ぴえん。
楽天銀行は貯蓄用の口座となっていますが、楽天市場でポイントを貯めながら商品を買いたい場合は、楽天銀行からも支出する場合があります。そのあたりは臨機応変に対応しています。
このように銀行口座を整理したおかげで、普段使いで使用してよい金額が分かりやすくなりました。
またクレジットカードをそれぞれの銀行に対応させたので何用のカードかも分かりやすくなりました。
まとめ
今回は私の給与口座、貯蓄用口座について説明しました。
これを見ている人の中には、会社に給与口座を指定されていて、変更できないという場合もあるかと思います。
その場合は、給与口座から自分が使いたい貯蓄用口座にあらかじめ一定額を移しておくと、使用できる金額を明確化することができておすすめです。
また、記事の中では、ゆうちょ銀行を酷評しましたが、ネット銀行では対応できない取引がある場合があるので、現在ゆうちょ銀行口座は休眠口座にならないように1万円ちょっとを残して取っといてあります。
長々と書きましたがやっぱり自分で色々銀行口座の使い分けを考えているときが自分の人生設計をしている感じがして一番楽しいですね。
皆さんも自分に一番合う銀行口座の組み合わせを探してみてください。それではまた次の記事で。